2025年12月、ヴェラ・C・ルービン天文台が建設を終え運用フェーズへ正式移行。2026年初頭の「時空間レガシーサーベイ（LSST）」開始に向け、日本の国立天文台や名古屋大学も参画し、最終調整が進んでいます。世界最大のデジタルカメラによる宇宙観測の最新状況を解説します。
NASAはローマン宇宙望遠鏡の建設完了を発表。2026年秋の打ち上げを目指し、ハッブルの100倍の視野でダークエネルギーや系外惑星の解明に挑みます。最新の科学技術を結集した次世代望遠鏡の詳細と今後のスケジュールを解説します。
2025年、ITER（国際熱核融合実験炉）の心臓部となる中央ソレノイド磁石の全モジュール製造が完了し、現地での組み立てが最終段階に入りました。高さ18m、重量1000トンの世界最強超伝導磁石の詳細と、2035年へ修正された運転計画について解説します。
2025年の科学技術日報トップニュースより、核融合装置EASTが1億度で1066秒のプラズマ維持を達成した記録と、量子コンピュータ「祖沖之3.0」がスパコンFrontierを凌駕する性能を示した詳細を解説します。エネルギーと計算科学の未来を変える画期的な成果です。
2025年12月、中国の宇宙ステーションに14日間滞在したマウスが地球帰還後に9匹の子を出産しました。中国初の哺乳類軌道上飼育実験の成功であり、生存率も正常範囲内。食糧不足を豆乳で克服した経緯や、今後の次世代への影響調査について詳しく解説します。
2025年12月27日、ミシシッピ大学の研究チームが火星のアマゾニス平原地下1m未満に水氷を発見。中緯度地域の日照と低温のバランスが良く、大規模な掘削なしで水・酸素・燃料の現地調達（ISRU）が可能です。有人探査の着陸地選定に大きな影響を与える成果です。