2025年12月、Tokamak Energy社は球状トカマク装置ST40でプラズマ電流100万アンペア（1MA）を達成し、民間記録を更新しました。核融合トリプル積も向上し、商用炉実現に不可欠なアルファ粒子閉じ込め性能を実証。米英政府との連携による今後の展望についても解説します。
2025年12月、Type One EnergyとTVAは、退役した石炭火力発電所跡地にステララレータ型核融合炉「Infinity Two」を建設する計画を加速。2029年のプロトタイプを経て、2030年代半ばの稼働を目指す次世代エネルギー転換の最前線を解説します。
2025年12月、トランプ・メディアと核融合企業TAE Technologiesが60億ドル規模の合併を発表。2026年に実用炉建設を開始し、2030年代初頭の電力供給を目指す。AIデータセンターへの電力供給と米国のエネルギー覇権確立を掲げ、Google等も出資する。
シンシナティ大学等の研究チームは、核融合炉内で高速中性子と炉壁が反応することで、ダークマター候補「アクシオン」が生成される可能性を理論的に示しました。この発見は『ビッグバン・セオリー』の謎への回答ともなり、ITER等の施設が物理学実験場となる新たな可能性を示唆しています。
2025年、ITER（国際熱核融合実験炉）の心臓部となる中央ソレノイド磁石の全モジュール製造が完了し、現地での組み立てが最終段階に入りました。高さ18m、重量1000トンの世界最強超伝導磁石の詳細と、2035年へ修正された運転計画について解説します。
2025年の科学技術日報トップニュースより、核融合装置EASTが1億度で1066秒のプラズマ維持を達成した記録と、量子コンピュータ「祖沖之3.0」がスパコンFrontierを凌駕する性能を示した詳細を解説します。エネルギーと計算科学の未来を変える画期的な成果です。